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ミステリーや映画、パソコンなど趣味の話題を書きつらねています。最近はもっぱら映画の感想、そしてデジカメやパソコンなどデジタル機器に集中しがち。アジア関連の話題は別ブログ「萌えるアジア」に書いています。
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伯方雪日「ガチ! 少女と椿とベアナックル」
伯方雪日はデビュー作「誰もわたしを倒せない」もプロレス界を舞台としたミステリーだったが、今回の作品もモロにプロレスを題材にしたミステリー。

プロレスを題材にしたフィクションというのが難しい。というのはプロレス自体が半ばフィクションなので、それを題材にしたフィクションを書こうとすると、すでにできあがった料理をまた別の調理法で料理し直すみたいな感じになり、下手するととんでもないものになってしまう可能性がある。
さらにプロレスが難しいのは、映画や演劇のように始めからフィクションであるというのが自明のものでなく、リアルとフィクションの間を揺れ動いているものであること。このスタンスをどうとるかが大きな問題になってくる。

とはいえ、20年前ならいざ知らず、ミスター高橋の暴露本が世に出たりWWEがカミングアウトした今となってはプロレスをリアルなスポーツ、真剣勝負として描くのはほぼ不可能。本書も、プロレスはフィクションであるという前提で書かれている。

レスリング・ヴォルケイノという団体の万年前座だったレスラーの不可解の死亡事故と、少女連続殺人事件。
当初無関係と思われた2つの出来事が徐々に結びついていく。
急死したレスラーの娘・つくしとヴェルケイノの若手レスラー・吉野が謎を解いていく。

偶然が重なりすぎだろうとか、こんな方法で麻薬を密輸なんて、あっという間にみつかるだろうとか、ミステリーとしてはツッコミどころも多いが、なんといっても本作の魅力はプロレスの描写のリアリティ。もちろん、プロレスの世界の外部にいるものとしては、ここに書かれているプロレス界が本当にそうなのかはわからないが、読んでみてのリアリティはかなり高い。

さて、このほかにプロレスを題材にしたミステリーってどんなのがあったかと調べてみた。
前述の「誰もわたしを倒せない」(伯方雪日)
「マッチメイク」(不知火京介)
「ファイヤーボールブルース」(桐生夏生)
この3作は既読だったが、あと一作
「ポリスマン」(永瀬隼介)という作品があった。これは知らなかった。早速読んでみよう。
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