yuブログ
ミステリーや映画、パソコンなど趣味の話題を書きつらねています。最近はもっぱら映画の感想、そしてデジカメやパソコンなどデジタル機器に集中しがち。アジア関連の話題は別ブログ「萌えるアジア」に書いています。
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鮎川哲也「砂の城」
鮎川哲也の「砂の城」を読了。鮎川哲也の長編は半分くらい読んでいる。この作品も、殺人事件が発生し、容疑者がほぼ特定されるもアリバイが崩せず捜査が行き詰まる。後半になって捜査を鬼貫が引き継ぎ、地道な捜査の上解決するという、鬼貫ものに典型的な作品。

一見、関係ないと思われた2つの殺人事件が結びつき、同一犯の仕業と目されるが、どちらの事件もアリバイがある。
ただ、このアリバイトリックが、今作ではイマイチ。第一の事件の時刻表トリックは、当時の国鉄職員や鉄道マニアだったらすぐ気づいてしまうのではと思うぐらい単純なもの。こんな脆弱なアリバイで殺人を犯すとは信じられない。それにアリバイトリック実行中に知人に会ったりしたらおしまいだ。
実際、この作品もアリバイトリック実行中に偶然知人に見かけられてしまい、口をふさぐために第二の殺人を犯すはめに。このときのアリバイトリックが、鍵のかかった鞄と週刊誌を使った、作為の匂いがぷんぷんするもの。この鞄をバーにわざと忘れてアリバイを主張するのだが、店員の記憶があやふやであろうということに頼っているという、こちらもかなり頼りないもの。バーの店員のうち一人でも正確な日付を記憶していたらこれも一発でアウトだ。

鳥取の刑事や京都の刑事が上京して、東京の刑事と共にコツコツと捜査を続けていくなどの過程は楽しめる。鮎川作品の中では中程度の出来?

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