yuブログ
ミステリーや映画、パソコンなど趣味の話題を書きつらねています。最近はもっぱら映画の感想、そしてデジカメやパソコンなどデジタル機器に集中しがち。アジア関連の話題は別ブログ「萌えるアジア」に書いています。
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高木彬光「古代天皇の秘密」
神津恭介ものの未読長編もいよいよ残りわずかになってきた。今回はその中でも最大の難物「古代天皇の秘密」を読了。
これはねぇ、きついですよ。同じ歴史推理でも、「成吉思汗の秘密」や「邪馬台国の秘密」は、ジンギスカンは源義経だったのか?とか邪馬台国はどこにあったのか?という明確な謎が提示され、それを推理していくというものだったからよかったが、今回は日本の古代史という漠然としたテーマ。日本がどうやって成立したかという長いスパンの話。その中で謎らしい謎もちょこちょこ出てくるのだが、何しろ私に古代史についての知識が乏しいので、神津恭介が独自の推理を披露しても、どこまで感心すればいいのかすらわからない。
松下研三も作品中で言っているように、「今度のテーマは大き過ぎました」だ。

ただ、作品中、松下研三が参考書籍として「東日流外三郡誌」を挙げ、神津恭介がそれをもとに推理しているのにはひっかかった。これ、今ではほぼ完全に偽書とされているもの。「古代天皇の秘密」刊行時(1986年)にはまだセンセーショナルな扱いを受けていたのだろうが、これをまともにとりあげているのでは本全体の信憑性がゆらぐ。幸い、作品全体にかかわることでなく古代の東北地方についての考察の部分だけで済んではいるのだが。

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