yuブログ
ミステリーや映画、パソコンなど趣味の話題を書きつらねています。最近はもっぱら映画の感想、そしてデジカメやパソコンなどデジタル機器に集中しがち。アジア関連の話題は別ブログ「萌えるアジア」に書いています。
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高木彬光「神津恭介の復活」
「神津恭介への挑戦」に続き、神津恭介平成3部作の第2弾「神津恭介の復活」が文庫で復活。
作者と共に歳を重ねた神津恭介、前作および今作では大学も退官し、自ら「懶惰の城」と呼ぶ伊東の館に引きこもって研究三昧の生活をしている。その神津恭介をなんとか引っ張りだそうとするのが東洋新聞の女性記者・清水香織。
今作では清水香織が友人の結婚式に出席したところで新郎が実の弟によって刺殺される。その後弟が車の中で焼身自殺。さらに香織の友人が自室のバスルームの中で全裸で死んでいるのが発見される。自殺? しかしなぜか死体には凍傷が。真夏に凍死?
さらに同じ方法で第2、第3の凍死事件が……。

(以下ネタバレあり)










犯人はバスルームに金盥を置き、そこに液体窒素を入れてバスルームにいる人間を急激に冷却させて凍死させていた。
確かに読み返してみると、最初の凍死現場でも2番目の凍死現場でも、バスルームに金盥の描写があった。この作品が書かれたのは1993年。作品の時代設定も同年代なので、金盥があるなんて超珍しい。当然ここに何かあると気づくべきだったが完全にスルーしていた。

しかし、金盥に液体窒素を入れて人を凍死されるなんてことできるのか? 液体窒素についてちょっと調べたところでは、液体窒素は気化すると容積が700倍にもなる。部屋が密閉されていたら室内の空気が急激に膨張して爆発するのでは。また密閉されてなくても室内は窒素で充満して酸素欠乏症になるのでは?
と言いつつ、実は殺害方法自体はさして重要ではない。真犯人が当初考えていたトリックとその後の展開が重なって、不可思議な状況が発生。この展開はなかなか楽しめた。

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