yuブログ
ミステリーや映画、パソコンなど趣味の話題を書きつらねています。最近はもっぱら映画の感想、そしてデジカメやパソコンなどデジタル機器に集中しがち。アジア関連の話題は別ブログ「萌えるアジア」に書いています。
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東野圭吾「マスカレード・ホテル」
「奇面館の殺人」から仮面つながりで……というわけでもないが、東野圭吾「マスカレード・ホテル」を購入。
東野圭吾の作品はかなり読んでいるとは思うが、最近のものはミステリーから離れがちのようなので敬遠していた。
今回の作品も、帯には「究極の化かしあい、極上のミステリー。」「犯人は必ず、登場人物の中にいます。」とあるものの、読み終わってみたら、広義のミステリーではある が、謎ときものの本格ミステリーではなかった。
ジャンルでいうとサスペンス? 真相が明らかになるまで情報が読者に開示されないので、推理のしようがないタイプの話。

都内で連続殺人と思われる事件が起き、犯人の残した暗号から、東京のあるホテルがその4番めの事件現場になると判断される。事件解決のため、警察は刑事をホテル従業員に変装させて潜入捜査をすることに。フロントクラークとなった新田は、指導係となった山岸尚美と、ときには対立しながら捜査を進めていく。

というわけで、ホテルの内側が舞台となるこの話、よくここまで調べたなというくらい、ホテルの従業員側から見た出来事が描写されていく。これはそうとう綿密にホテルに取材したんでしょうね。
一見、メインストーリーとは関係ないと思われるホテルの客と従業員のトラブルのようなサブストーリーがいくつも積み重なっている。そのちょっとした出来事が事件解決のヒントになったり、伏線になっていたりという構造。作者の文章力の巧みさもあり、一気に読める。

あとから考えると、数日の間にひとつのホテルでこんなに頻繁にトラブルが起きるのかとか、この犯人、わざわざこんな手間のかかることやる必要ないだろうとかツッコミたくもなるのだが。

このまますぐにでも映画や2時間ドラマにできそうな作品ですね。作品を量産するとなるとどうしてもこういうスタイルになってしまうのだろうが、東野圭吾、もう本格ミステリーを書くつもりはないのだろうか。

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