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ミステリーや映画、パソコンなど趣味の話題を書きつらねています。最近はもっぱら映画の感想、そしてデジカメやパソコンなどデジタル機器に集中しがち。アジア関連の話題は別ブログ「萌えるアジア」に書いています。
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西村京太郎のジュブナイル短編集「冬休みの誘拐、夏休みの殺人」
これも西村京太郎の部屋の初出一覧をながめていて発見したもの。
高一、高ニコースと中一コースに連載された作品3編がまとめられた短編集。
初掲載は昭和41~43年。それから30年以上たって単行本になっている。

3編とも巧みなストーリーテリングでおもしろく読むことができた。1作めの「その石を消せ!」は、冬休みに思いっきり意味のないことをやろうと思い立った高1男子が「東京の道路に落ちている石ころを拾って九州まで運び九州のどこかに置いてくる。かわりに九州の道ばたに落ちている石を拾ってきて東京の道路に置こう」とバカな計画を思いつく。木の箱に石を入れてボストンバッグに入れ、東京駅から大阪行きの急行に乗ったところ、アイドルと遭遇。これがきっかけで事件に巻き込まれる。
天才探偵も怪盗も出てこないがおもしろさは抜群。鉄道に乗っていて事件に巻き込まれるなど後の西村京太郎のトラベルミステリーに通ずるところもある。

    
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西村京太郎「ナイター殺人事件」
西村京太郎の初期作品、長編はあらかた読み終えたのだが、短編は大量に残っている。
長編でも先日アップした「無明剣、走る」のように新聞に連載されてから6年たってようやく単行本化したものがあるが、短編の場合この傾向がさらに顕著で、初掲載から何十年もたってようやく単行本化などというケースがざらにある。
したがって、短編の場合、単行本の発刊年を見ていただけでは初期作品かどうかすらわからない。しかし、幸い、西村京太郎の部屋という西村京太郎作品の情報を事細かに調べ上げリスト化したありがたいサイトが存在する。先日、このサイトの初出一覧というページも見ていたところ、いくつか興味深い初期作品を発見。これをもとにいくつか気になる短篇集を購入した。

一冊めは「ナイター殺人事件」。お目当ては「優しい支配者たち」。なんと「SFマガジン」に掲載された作品。西村京太郎には「太陽と砂」「21世紀のブルース」と近未来を扱った作品もあるが、正面切ったSFがあったとは驚き。
内容は、ユートピア……というよりディストピア小説とでもいうべきか。少数の優秀な人間が多数の民衆を支配している世界。民衆はそれに気づかず日々を幸福に過ごしている。しかしひとりの若者がこの世界の幸福に疑問を抱き始める……。
大長編の冒頭のような作品。これをもとに長編化したら面白い作品になっただろうなぁ。
(「SFマガジン」昭和44年2月号掲載)

この短篇集の中では、他に「我ら地獄を見たり」が印象に残った。
関東大震災級の巨大地震が発生、団地の中で生き延びて孤立した集団が、その後数日をどう過ごしたか。はじめは見ず知らずに近かった18人が同じ被害者、同じ生き残りとして連帯感が生まれ、食べ物を分け合うなど助けあっていったのだが……。
東北大震災を経験した今読むと感慨深いものがある。
(「大衆文芸」昭和45年1月掲載)
 
    
iPad mini SIMフリー版を購入
すでにiPad mini(16G Wi-Fiモデル)をもっているのに、調子に乗ってもう一台iPad miniを買ってしまった。今回買ったのは16G Wi-Fi+セルラーモデルのSIMフリー版。
というのも、最近、データ専用のSIMが激安になっていることを知ったから。
当初は、OCNの「モバイルエントリー d LTE 980」というのが初期費用3150円、月額980円でドコモのLTE回線を使える(ただし30MB/日の容量制限がありこれを超過すると100kbpsになる)のでこれにしようかと思い、Amazonで購入までしたのだが、よくよく調べてみると、IIJmioのミニマムスタートプラン(こちらもドコモのLTE回線を使用)が、初期費用3150円、月額945円で容量制限が366MB/3日と緩く、回線速度も現在は200kbpsだが6月1日から毎月500MBのバンドルクーポンがつく=毎月500MBまでは下り最大112.5Mbps/上り最大37.5Mbpsで通信できる。今データ専用SIMを選ぶとしたらこの一択しかない! というわけでIIJmioのミニマムスタートプランでnano SIMを購入。

iPad miniのほうは、EXPANSYSから香港版iPad mini 16G Wi-Fi+セルラーモデルを購入。 これならSIMフリーなので、上記のnano SIMも使える。
本日届いたので早速セッティング。これでiPad miniを持ち歩いていつでも通信できる。
5月中はLTEとはいえ200kbpsの速度だが、それでもさほど問題ないはず。今日試しに使ってみたところではふつうにWebを見たりTwitterを見たりする分にはいけそうだ。

さらに、iPadを親機としてテザリングもできる。試しにiPadとMacBook AirをBluetoothで接続してテザリングしてみたところ、接続はするもののなかなかインターネットにつながらず手こずったが、しばらくそのままにしていたらテザリング成功。ネット表示に時間がかかっただけだったのか?

    
「消えた巨人軍」
西村京太郎の小説「消えた巨人軍」を原作としたテレビドラマ。多数の西村京太郎作品と同様、2時間ドラマかと思いきや、なんと全5話の連続ドラマ。実質数日の出来事なのによく連続ドラマにしたなぁ。
その分、原作にはない描写も盛り込まれている。原作は私立探偵・左文字進シリーズの第1作なのだが、ドラマに登場する左文字(藤岡弘)は刑事。上司の娘(水沢アキ)と婚約中。この2人が結婚式をあげ、新婚旅行で新幹線に乗ったところ、偶然同じ列車に乗り合わせた巨人軍の選手たちが消えてしまう。
原作では、警察と左文字がそれぞれ別個に捜査をするなど、やや無理のある展開もあったが、ドラマではこのあたり改善されている。また5回も使っているだけあって捜査過程き描写もていねい。ただ、ジャイアンツの選手がドラマに登場するわけではなく、列車に乗り込むシーン、車中のシーンをはじめすべて資料映像のインサート。編集でうまくやりくりしているとはいえ、ホンモノがドラマに出てこないのはこのドラマ最大の残念ポイントだ。
ちなみに、放送は1978年。ソニーのベータマックスビデオデッキとか大型ラジカセとか出てきて、ドラマとは関係ない部分で懐かしさいっぱい。

    
西村京太郎「無明剣、走る」
西村京太郎唯一の時代長編。単行本が出たのは1982年、つまり「寝台特急殺人事件」や「終着駅殺人事件」が出てトラベルミステリーブームに火がついた後。この時期トラベルミステリーの注文が殺到していたはずだし、事実同時期に出版された西村京太郎作品はトラベルミステリーばかり。なぜこの時期に時代小説を?とずっと疑問に思っていたのだが、解説を読んで納得。この作品、連載は1975~76年、徳島新聞でされたもの。なんと連載から6年も単行本化されず眠っていたのだ。
内容は、阿波藩の2つの勢力の争い。これに江戸幕府の家老が暗躍し、さらに阿波の剣山に眠る埋蔵金をめぐっての争奪戦がからむ。登場人物も多岐にわたるが要所要所で登場人物のセリフによって状況が整理され、実にわかりやすい。
1日ちょっとずつちびちび読んでいたのだが、この親切な書き方のおかげで、読み返したりせずすんなり楽しむことができた。
とくに後半、話が埋蔵金争奪になってからはいかに敵を出しぬいて金塊を運び出すか、ミステリー的な展開も入り楽しめる。
今後、西村京太郎が時代小説を書くことはないだろうが、これ一作で終わりというのはもったいない。

    
「黄金のパートナー」
原作が西村京太郎「発信人は死者」ということで観てみた。
不思議なSOS信号を受信した若者がその暗号を解読し、沈没した潜水艦に眠っている金塊を求めてサイパンへ向かうという基本的な設定は原作に沿っているが、映画ではこの若者グループ男2人(三浦友和、藤竜也)、女1人(紺野美沙子)の冒険に焦点を当て、日本版「冒険者たち」といった趣になっている。
その分、原作では前半のポイントとなっている暗号解読は実にあっさりと解決。サイパンでの海底に沈んだ潜水艦捜索も、ほとんどレジャー感覚。
特筆すべきはユキベエ役・紺野美沙子のかわいさ。これが映画デビュー作? サイパンのビーチのシーンなどはほとんど紺野美沙子のイメージビデオ状態。

    
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