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ミステリーや映画、パソコンなど趣味の話題を書きつらねています。最近はもっぱら映画の感想、そしてデジカメやパソコンなどデジタル機器に集中しがち。アジア関連の話題は別ブログ「萌えるアジア」に書いています。
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「TRICK×LOGIC」その9
いよいよラスト、事件ファイルNo.10「完全無欠のアリバイ」(我孫子武丸・作)にとりかかる。
うーん、最終話なのにやけに地味な話だなぁ。
あるスーパーの創業社長が自宅で死体となって発見される。殺人の容疑者は社長の4人の息子。

(以下ネタバレ?あり)


事件自体は平凡でなんの意外性もない。あるのはアリバイ崩しのみ。
息子4人それぞれゆるやかなアリバイがあるが……って、これ、どう考えてもオリエント急行方式でしょう。
調書の回答欄を見てもそれを暗示するような枠だし。

方法はわかっても例によってナゾおよびヒラメキを出すのに四苦八苦。やはり今回も攻略サイトのお世話になって、キャンペーンに応募してみたが、はたして結果はどうかな。

 
    
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「TRICK×LOGIC」その8
事件ファイルNo.9「Yの標的」の解決編が本日PlayStation Storeで入手できるようになったので、早速ダウンロード。早速回答を見てみると……

(以下ネタバレあり)


げげっ、やっぱり「オブジェのYで作ったパチンコが凶器だった」が真相か。とんでもないなぁ。これがありなら、つかさの迷推理の「バンジージャンプで飛び下りながら石をぶつける」でも、二人の信者が二人羽織方式で共同で殺したでも何でもありじゃないか。
この作品をつくった綾辻行人と有栖川有栖、もう20年以上にわたって新本格ミステリーの世界をリードしてきたツートップがこの体たらくとは。
このゲームでミステリーに接して、小説も読もうかという人もいるかもしれないのに、これじゃむしろ逆効果。ミステリーってこんなものかと思われかねない。

いちおう後日談で、犯人は以前、教団の開祖に命じられてこのYのオブジェのパチンコをずっと訓練していたということが語られているが、だからといってそんなにうまく命中するはずがない。だいたい、2年前に教団を去るときにもっていったゴムロープを使ったというが、2年もたったゴムロープなんてそうとう劣化しているだろう。それでなくても、パチンコで石を飛ばし、しかも放物線を描いて的に当てるなんて、いかに訓練したといっても無理だろう。

No.5「亡霊ハムレット」のビデオカメラ配線の左右入れ替えとか、No.7「ライフリング・マーダー」の島が実は浮島でうまいこと1回転したこともそうとうなトンデモだったが、今回の作品が最低の出来。

 
    
月触歌劇団「坂本龍馬 戦場へ!」
昨日25日、月触歌劇団「坂本龍馬 戦場へ!」を観に行った。
今作も月触歌劇団デフォルトといえるタイムトラベルもの。満洲関東軍の軍人が坂本龍馬を幕末から呼び寄せる。
ほー、幕末の尊皇攘夷思想が結局、第二次大戦まで続いていたのかとか、吉田松陰の主張(樺太、朝鮮、台湾、満洲の領有)が、ほぼそのまま明治時代から終戦まで踏襲されていたのかとか、さらに遡ると、明治維新を進めた薩長はもともと関が原の合戦で豊臣側につき江戸時代冷遇されていた藩。それが維新後、韓国を併合し、豊臣秀吉の悲願だった朝鮮征服を実現させたのだなぁとか、いろいろ思うところがあった。

龍馬役の合沢萌は凛々しくてまさにハマり役。木野鈴之進/乙女役の大島朋恵もよかった。
大島朋恵、誰かに似てるなぁ、誰だろうと考えていたのだが、ずっと思い出せずもやもやしていた。それが今日になって、以前近所のコンビニで働いていた店員のコだと思い出した。胸のつかえがとれた気分。

 
    
iPhone、紛失の危機
いやぁ、危なかった。あやうくiPhone4をなくすところだった。昨日、iPhone4をホテルの部屋に置き忘れ、そのうえ半日間そのことに気づかなかった。
幸い、ホテルの部屋にあったのがみつかったからいいようなものの、もし紛失したら大損害だった。
iPod touchなら本体をなくしても回線を勝手に使われることもないので、本体を買い換えれば済むが、iPhoneだとそうはいかないからね。

iPhoneが手元に戻ったので、早速まずMobileMeで「iPhoneを探す」を設定、iPhoneを忘れないように常に身につけていられる工夫も考えないと。

    
大山誠一郎「仮面幻双曲」
未読だと思っていた大山誠一郎作品だが、実は「仮面幻双曲」のほうは以前読んだことがあった。2度買いになってしまった。
しかしかなり忘れていたので読み直し。双子の弟が整形手術で顔を換えて兄に復讐をしようとする。この双子トリックが、まさにこれまでの双子トリックの常識を越えた画期的なもの。まさにパズラー。
しかし、推理ゲーム的にはおもしろいが、現実的に考えると犯人がわざわざこんなトリックを使って犯行を行なっても、リスクが多くてデメリットばかり。それに、「アルファベット・パズラーズ」の「Fの告発」とも通ずるのだが、すぐにばれると思うのだが。

初読のときは気づかなかったが、冒頭の章タイトル「プロローグ--昭和二十一年・冬」自体、叙述トリックになっていたんですね。「TRICK×LOGIC」の2作にも通ずるが、こういうところは見事!

    
大山誠一郎「アルファベット・パズラーズ」
「TRICK×LOGIC」、ただいま事件ファイルNo.9「Yの標的」の推理編まで進んでいる。この「Yの標的」、もしかしたら大方の予想を越える真相が用意されているかもしれず、もしそうだったら評価も一変するが、今のところはここまでやってきた中でも最低の出来。 綾辻行人+有栖川有栖、何やってんだ。

ここまでやった中で、ベストはNo.4「五つの首の死体」、2番はNo.8「目の壁の密室」だが、作者はどちらも大山誠一郎。今回、「TRICK×LOGIC」に参加した作家の中で唯一著作を読んだことのない人だったので、早速読んでみた。

といってもこれまで単独で出版されている本はわずかに2冊。2004年「アルファベット・パズラーズ」、2006年「仮面幻双曲」。どちらも単行本で、その後文庫本にもなっていない。書店でも見かけずAmazonでも品切れだったため、Amazonマーケットプレイスで注文。

今日はそのうちの「アルファベット・パズラーズ」を読んだ。
「Pの妄想」「Fの告発」という2つの短編、そして「Yの誘拐」という中編からなる連作集。あるマンションの住人3人とオーナーが集まって推理談義をするという構成。
最初の2つは、アイデアはおもしろいが現実的には無理がありすぎると感じでイマイチだったが、「Yの誘拐」にいたって評価が急上昇。12年前に起きた誘拐事件についてメンバーが推理していくのだが、この誘拐事件の真相が画期的。実は本当の目的は○○で、それを実現させるためのダミーとして誘拐事件を起こすなんて! 私が読んできたミステリーの中でもかなり上位に位置する。
こんな作家が埋もれていたなんて……というか別に埋もれていたわけではなく私がノーマークだっただけだが、2006年以降新作もないようだし、既刊の文庫化もされてないので、ぜひもっと注目を集めてほしい。

 
    
ドラマCD「46番目の密室」
有栖川有栖の「46番目の密室」がドラマCDになっていたので購入。本格ミステリーがドラマCDになるのって、かなり珍しいですよね。
発売しているのは、KiKKaという、BLドラマCDを出しているブランド。というか実態はまんだらけの1レーベル。商品自体も一般の書店やCDショップでは売っていず、まんだらけの店頭か通販でのみ購入できる。私もたまたま中野ブロードウェイをうろついてなかったら気づかなかっただろう。

さて中身だが、キャストも一流、内容も腐女子向けのアレンジなど加えられていず、かなり原作に忠実にていねいにつくられている。有栖川有栖役の鈴村健一の関西弁がぎこちないのが気になる程度。
これを腐女子だけのものにしておくのはもったいない。本格ミステリーファンにもおすすめです。

    
「TRICK×LOGIC」その7
事件ファイルNo.8「目の壁の密室」の解決編が本日昼からPlayStation Storeでダウンロードできるようになったので、早速ダウンロードして調書が合っているかどうか見る。 うれしいことに回答的中。これもふつうに小説として読んだら、ふーんなるほどねといった感じで読みとばしていただろうが、こういうゲーム形式のおかげで細部までじっくりと検討できた。

(以下ネタバレあり)

このNo.8もNo.4「五つの首の死体」と同じくある叙述トリックが施されている(作者も同じ大山誠一郎)のだが、残念ながら今回はNo.4ほどの切れ味はなかった。 事件の真相としては、西森オーナーはピアノの調律をいたずらしている犯人をみつけるため両足の骨折を偽装。その偽装を同じビルの店子の女医に依頼。演奏室で西森が死んでいるのを見つけた女医は、これでは偽の診断をしたことがばれてしまうと思い、監視カメラに映らないようにしながら西森を車椅子に乗せて彼の自室に運び入れる、というものなのだが、死体を移動しても、警察が調べれば足を骨折していないのはすぐわかってしまうはず。それにこの作品中ではたまたま誰にもみつからず監視カメラにも映らずに死体を西森の部屋に運びこめたが、誰かに見られる可能性もあったはず。かなりリスキーな行為だ。
まぁ、どちらも女医が死体をみつけてパニックになり、後先考えずにとった行動ということでいちおうの納得はできるのだが。

西森が足を骨折していないことを証明するのに、蛍光灯の点滅が手掛りになるところなどは、見事。

いよいよ「TRICK×LOGIC」も残りあと2話。今日は事件ファイルNo.9「Yの標的」(綾辻行人+有栖川有栖・作)もダウンロードしたので、早速とりかかろう。

 
    
iPhoneのキーボード切り換え
これまでiPod touch、iPhoneを使ってきて、ずっと不便に思っていたのが、ソフトキーボードの切り換え。私の場合、日本語、英語のほかに中国語、タイ語も使えるようにしているので、現在使っているiPhone4では、日本語(テンキー)、日本語(ローマ字)、英語、中国語-繁体字(手書き)、中国語-繁体字(ピンイン)、タイ語のキーボードが登録されている。
中国語-繁体字(手書き)から英語に切り換えるときなどは、キーボード上の「地球」のマークを5回も押さないとならず、きっと何か方法があるに違いないと思いつつ、そのまま使っていた。
しかし、今日発売の「frick!」という雑誌を読んだところ、「地球」マークを長押しすればキーボードのリストがポップアップされ、そこからダイレクトに入力モードが選べることがわかった。いやぁ、これで長年の懸案が解決した。

 
    
「借りぐらしのアリエッティ」
「借りぐらしのアリエッティ」を観てきた。これ、世間的には大ヒットしているようだが、あまりスタジオジブリを甘やかしてはいけないと思う。ストーリーの起伏もないし、観終わったあとの爽快感もないし。少なくとも、子供には見せないほうがいい。
何しろ、この作品に出てくる小人の家族、人間の家の床下に住みつき、食料や日用品などを人間の家の中から夜中にこっそり盗み出して生活している。「借り」に行ってくるなんていっているが実態は「盗み」に行っているだけ。言葉を言い換えれば許されるわけじゃない。
子供がこれを真に受けて、よその家のものを勝手に「借り」に行ったらどうするんだ。

さすがスタジオジブリだけあって作画や背景美術はていねいでよく描かれているのだが、その分目立ってしまうのが、小人の目から見た世界の描写不足。水滴の大きさだけは、小人の世界ではこうなるであろう描写がされていたが、それ以外は工夫が見られない。
服にしても、小人が着ている服は人間が着ている服よりも相対的には繊維が粗くなるはず。

アリエッティとお父さんが盗み出そうとしていた角砂糖にしてもそう。アリエッティが角砂糖を鞄に入れて軽々運んでいたが、人間と小人の身長比から考えて、こんなに楽々運べるはずがない。
ちょっと計算してみよう。人間の身長を160cm、小人の身長を10cmとすると身長比1/16。ということは体積と体重は(1/16)の3乗=1/4096になる。
近所のスーパーに行ったところ、角砂糖1個3.3gだったので、これを4096倍してみると約13kg。小人にとっての角砂糖1個は人間のとっての13kgと同じになる。持てないことはないが鞄に入れて楽々持ち運びというわけにはいかない。大きさにしても、一辺16cmの立方体だからそんなに簡単には鞄に入れられない。

他にも小人が日常使っている家具や雑貨、衣装、リュック、ライトなど、人間から「借り」たものを使って自力でつくっているという設定なのだが、いったいどうやってつくっているんだ。恐るべきテクノロジー。こんな高度な技術があるんだったら、人間からモノを「借り」ないでも十分生きていけるだろう。

あと、釘が小人たちが昇り降りしやすいように階段状に打たれていたり(なんであんな1cm程度の間隔でびっしりと釘を打つ必要があるんだ)と、なまじ美術がリアルなだけに気になるところ盛り沢山。

 
    
「TRICK×LOGIC」その6
「TRICK×LOGIC」はその後もしつこくやっている。ひとつのゲームソフトをこれだけ長くやっているのは(正確にはNo.5以降ダウンロードだが)、ひさしぶり。
事件ファイルNo.7「ライフリング・マーダー」は、もう少しのところでキャンペーン応募に間に合わなかった。残念。真相がわかっても、「ヒラメキ」を出すのが超難しい。攻略サイトの助けを借りてなんとか出したもののタイムリミットを過ぎていた。

(以下ネタバレあり)

しかし、No.7も、実は島が浮島になっていて、ちょうど半回転したところで犯行が行なわれ、その後もう半回転してほぼ元に戻った、っていかに何でも都合よすぎ。超常現象ではないにしろ、それに近いものがある。
結局今回も犯人の犯行動機は後日談でも明かされないままだし。
ちなみにNo.7作者は麻耶雄嵩。

その後の事件ファイルNo.8「目の壁の密室」は、ここまでやってきた中で最もいい出来と思われるNo.4「切断された五つの首」の作者・大山誠一郎の作。
ビルオーナーの禿げおやじ西森が、ビルの自室で鈍器で頭を殴られた死体となって発見された。さて犯人はというもの。西森は2週間前に事故で両足を骨折し車椅子を使っている状態、当日は土曜日でビル内にいた人間は限られている、監視カメラでは死亡推定時間の間、西森の部屋に出入りした人物はいない。
これもかなり苦戦しつつ、2ちゃんねるの「TRICK×LOGIC」攻略スレや攻略サイトの助けを借りて、先ほどなんとかキャンペーンに応募。初めて応募に間に合った。

 
    
コミケに行きました
本日15日はコミケに参加。
ここ4年ほど、ずっとサークル参加が続いたが、今回は落選してしまったので、超久しぶりに一般参加。
並ばずに済むように遅めの時間に行き、あらかじめパンフレットで目星をつけていたブースを中心に軽くまわっただけなので、実滞在1時間程度。もうあまり長居をしている根性がない。
しかし入手した本はなかなかおもしろく、楽しめた。やはりもう少し見て回ればよかったかな。

    
星明子は昭和20年生まれ?
先日、星一徹の年齢問題を書いたが、実は「巨人の星」で一番わからないのが、飛雄馬の姉・明子の年齢。アニメ初登場時(1957年暮れ)、すでに星家の家事を切り盛りし、また学校に行っている様子もないので少なくとも15歳以上と思われるのだが…。

今日、たまたまGyaoの「昭和TV」で「巨人の星」第161話「飛雄馬の母」の回を観てみたところ、珍しく明子や飛雄馬の年齢を知る手がかりになる年が明示されていた。
昭和19年(1944年) 一徹の妻・はるえ妊娠。一徹、赤紙を受け取り戦場へ。
昭和20年(1945年)3月 東京大空襲。はるえ、生まれたばかりの明子をおぶって避難。
昭和21年(1946年) 一徹、復員。巨人軍に復帰するも肩の傷は思ったより重かった。
昭和23年(1948年) 一徹、シーズン開幕前の紅白試合で魔送球を披露するも川上の進言により巨人退団。飛雄馬も生まれている。はるえ亡くなる。

昭和23年というのはこの回では明示されていないが、第1話で描かれている。
さて、これによると、明子が生まれたのは1945年ということになる。44年の暮れかもしれないが。
が、そうすると第1話の明子初登場時(1957年暮れ)、12~13歳ということになってしまう。どう見ても15歳以上、18歳くらいには見えるのだが。

ついでにいうと、この回の情報から飛雄馬の生年は1947年か1948年ということになる。
第1話の飛雄馬初登場時(1957年暮れ)、飛雄馬は小学校5年生(隅田川小学校5年2組と明示されている)なので計算は合う。
しかしこの生年説をとると、後の高校入学や巨人軍入団のときの年齢が合わなくなってしまうのだが…。まぁもともと厳密な年齢設定はしていないのだろうからどこかに無理は生じるだろう。

ちなみに、この161話で戦前から終戦直後という若き日の一徹が見られるわけだが、顔つきが後年のおやじ顔とほとんど一緒。若いときからこんなに老けていたのか。

 
    
銭形29歳も根拠なし!
アニメのおじさんキャラの年齢を紹介する記事で、一徹33歳と並んで記述されているのが、「ルパン三世」の銭形警部29歳というもの。

いやこれもありえないでしょう。もともと年齢不明なので正解というのはないのだが、「ルパン三世」の場合、コミック、TVアニメpart1、part2、劇場版第1作、第2作「カリオストロの城」…など、作品やシリーズごとに年齢設定や時代設定も違っているので、もし推定するにしてもどの作品について考察しているのか断り書きがないとおかしい。

幸い、あるブログで、初めて銭形29歳説を唱えたと思われる人がその根拠とした文章があったので引用してみる。

>  この銭形29歳説は初登場となる原作版で、根拠は以下の点です
>  
>  ・原作の連載開始時期は1967年(昭和42年) 
>    ※TVスペシャル第一弾では銭形は1937年(昭和12年)生まれと設定
>  
>  ・ルパンと同じ大学の3つ先輩で在籍していたという設定
>    ※ルパンの初期は20代設定で描かれていた
>  

これは駄目でしょう。前述したように、「ルパン三世」は作品やシリーズごとに年齢設定も時代設定も違うのだから、「TVスペシャル」の設定を原作に当てはめるのはナンセンス。
仮にTVスペシャル第1弾の1937年生まれを採用するとして、TVスペシャル第1弾の放送日は1989年。作品中の時代設定も放送日と同じとすると52歳ということになる。
もちろん、作品中の時代設定と放送日が必ずしも一致するわけではないが。

他の作品で銭形の年齢を考察する手がかりになるのが、「カリオストロの城」でルバンが銭形のことを「さすが昭和ヒトケタ生まれ」と言っていること。昭和ヒトケタなら1926~1934年生まれ。
作中に登場する新聞「ルモンド」の切り抜きを見ると「1968年」と書かれているそうなので、これを作品中の時代設定として採用すると34~42歳ということになる。
ただし作品中、1968年にはまだ存在しないはずのカップ麵が登場するので、作品中の時代設定を作品公開年である1979年とすると、45~53歳ということになる。イメージとしてはこれがいちばん近いような気がするが。

   
    
叙述トリック
このところ叙述トリックがマイブームで、綾辻行人「迷路館の殺人」、麻耶雄嵩「螢」と立て続けに読んだ。

叙述トリック作品の場合、最大の問題点は、あらかじめこの作品には叙述トリックが使われていると知ってしまった時点でおもしろさが半減してしまうこと。
従って本来ならわざわざ叙述トリック作品を探して読むのは避けたいところなのだが、さすが新本格の一人者、2作品とも叙述トリックが使われていると知っても十分楽しく読めた。

(以下ネタバレあり)


「迷路館の殺人」のほうは以前読んだことがあるはずなのだが、家には見当たらず改めて購入。読み始めてもまったく記憶がなく、ほぼ初読状態。
メインとなる性別誤認の叙述トリックは、作品中で叙述トリックを使う意味もありなるほどとは思ったが全体的には軽い印象。

「螢」のほうは初読。
視点人物誤認のトリック。これはやられた。というかよくアンフェアにならずに書き通せたものだ。たしかに登場人物のうち一人だけやけに影の薄い人物がいてなんでだとは思っていたのだが、まさかこういう仕掛けとは。
もうひとつ、性別誤認のトリックも通常の叙述トリックからさらにひとひねりあり、「ある人物が本当は女性なのに作中登場人物の大半が男性と誤認している」という事実を読み手は気づかないというもの。いやぁこれもわからなかった。ふつうに「ボク女」だと思っていた。

   
    
星一徹は33歳は間違い
以前、このブログで、「巨人の星」星一徹は38歳という記事を書いた。
ネットのあちらこちらで、「星一徹は33歳」という記述があり、さすがにそんなはずはないだろうと思って調べた記事。
公式の年齢設定があるわけでもなく、どれが正解というのもない。唯一の根拠は「アニメ『新・巨人の星2』で享年58歳。これが1978年のことなので1920年生まれ」というものだけ。これを根拠にしたところで、33歳=1953年の星一徹はアニメにもコミックにも登場しない。星一徹のコミック初登場の時点は長島が巨人に入団した1958年なのでこのとき38歳。
アニメでは長島入団の前年1957年が星一徹初登場時なので37歳。
おそらく数年前に誰かが計算間違いをするか勘違いするかして、星一徹は38歳と書くべきところを33歳と書いてしまったのだろう。
それがそのままあちこちで引用されまくり、今では「星一徹は33歳」という間違った情報だけが一人歩きしているようだ。

そもそも「巨人の星」は作中で登場人物が年齢を重ねていくタイプの作品なので、「サザエさん」などの作中で歳をとらない作品と違い、単純に○歳といえないはず。あえていうなら、「星一徹は37~58歳」ということになる。
あるいは「新・巨人の星」以降を含めず、「巨人の星」最終回までなら「星一徹は37~50歳」だ。

    
日本SF大会 TOKON 10 2日目
今日もSF大会。9時30分から企画スタートだったが、起きたら9時30分に着くには厳しい時刻だったので9時30分からの企画はパスして11時30分からの企画に間に合うように会場入り。

最初に入ったのは「もはやSF!? 台湾人形劇」の部屋。台湾の方でもう10年日本に住んでいるという人が、台湾の人形劇の魅力を紹介。これ、台湾に行くたびにテレビで見かけてはいるのだが、どんなものかは知らなかった。しかし思った以上に歴史もあり、それでいて最新のCG技術なども取り入れて時代にあわせ進化してきている。マジでおもしろかった!

13時30分からは桃井はるこSFライブ。本人もステージ上で行っていたが、見事に客層が2分していた。桃井はるこライブの常連は曲が始まると同時に立ち上がり、サイリウムを手に揃いの振りを見せる。一方、SF大会の入場者は席に着いたままおとなしく見ている。全席指定だったのでチケット配布の関係からだろうが、列によってステージに近いほうから座る、立つ、座る、立つと断層ができていた。私も座ったまま見ていたが、やはりオールスタンディングでもないのに曲すべて立って聞いてるのっておかしくない? あとみんな同じ振りって、盆踊りかと思った。

15時30分からは「回顧大作戦あるいはあやしげ自主映像」。もともとまったく関係のない映像、音声をつぎはぎして笑える映像にしちゃおうというもの。制作者の方はもう20年もこの手のものをつくり続けているということで今回は20周年を記念し、来場者からのリクエストによって次々と過去の映像を披露。最後に新作を20分流した。

しかしこういうのを見ると音声による効果は絶大というのを改めて認識しますね。「スピード」の予告編の音声に「セーラームーン」の映像をのせたものとか、「アルマゲドン」の予告編の音声に「セーラームーン」の映像をのせたものとかめちゃくちゃかっこいい。
「妖星ゴラス」を「プロジェクトX」ふうに加工したものなんて、見てきて本気で感動してきた。

というわけで、今回は見た企画はどれもハズレがなく楽しめた。昨日の「SFと格闘技」、今日の「台湾人形劇」とも、ほとんどSFと関係ない気もするが、楽しめたのでOK。来年は東静岡だそうなので、また行くことにしよう。

 
    
日本SF大会 TOKON 10
日本SF大会TOKON 10に参加。予約をしようと思っているうちに定員に達して締め切りになってしまったため、参加をあきらめていたのだが、開催直前になって100名ほど当日参加が可能になったとのことで、急遽朝早く起きて会場に向かう。
会場は、江戸川区にあるタワーホール船堀。9時ちょっと前に会場に着き、無事当日参加の手続き終了。SF大会参加は2008年のDAICON7以来だ。

しかし急遽参加することにしたため、どんなプログラムがあるかまったく把握していない。オープニングまでの空き時間を利用して、プログラム選びをする。

11時からのオープニングを小ホールで中継で見て、13時から佐藤嗣麻子の映画&トーク。出席は佐藤嗣麻子、山崎貴、寺田克也、遅れて夢枕漠。タイトルは「佐藤嗣麻子の映画&トーク」だったが、話題の中心は寺田克也だったような。しかし佐藤嗣麻子、山崎貴の学生時代の映像も見れたし満足。

15時からは「TVファンタスティック」。池田憲章と松岡秀治による、海外(主にアメリカ)のテレビドラマ解説。あいかわらず憲章さんは熱い! 今のアメリカのドラマ「24」や「ヒーローズ」などが状況のインフレになり少年ジャンプ的になっているという指摘は鋭い。一部映像を見た「プッシング・デイジー」はおもしろそう。

17時からは「SFと格闘技」。ミステリー作家にして空手のエキスパート(拳道会池袋本部道場塾頭)である藤岡真と、翻訳家、ライターにして武道全般に通じている大野典宏(ってこんな紹介でいいのかな?)による格闘技トーク。妙にスペースが空いていると思ったら、実技を交えながらの説明だった。SFとはまったく関係ないながら、ルール無用のケンカではマウントポジションもガードポジションも隙だらけとか、空手の蹴りとキックボクシングの蹴りの違いとか、敵がナイフをもっていたらどう立ち向かうとか、めちゃくちゃ具体的でわかりやすかった。これだけで参加費のもとは取り戻した感じ。

 
    
「TRICK×LOGIC」その5
引き続き、事件ファイルNo.6「ブラッディ・マリーの謎」に突入。
ホテルに泊まったミステリー作家が包丁で首を切られ、血まみれで死んでいた事件の謎を解くというもの。
いちおう、2ちゃんねるの「TRICK×LOGIC」攻略スレを参考にしつつ、なんとか自力で解決したが、解決したあともスッキリしない。

(以下ネタバレあり)

これだったら真犯人でなく、ほかの人間でも犯行可能だったのでは。
それに、「動機の強弱は重要ではない」とはいえ、真犯人が犯行に及んだ動機が、推理編はおろか解決編でも後日談でも一切書かれていないというのもなんだかねぇ……。

ただ殺すだけなら他にもっといくらでも方法があるだろうに、部屋中に血しぶきが飛び散るほどの凄惨な刺殺。首から肩にかけて少なくとも右側に2カ所、左側に3カ所のメッタ斬りって、どれだけ恨んでいたんだ。
また被害者は真犯人を深夜に部屋に招き入れ、二人でブラッディ・マリーを飲んでいる。しかも犯行時、被害者はバスローブ、犯人は全裸 ……っていろいろな想像ができてしまう。もしかしたら原作小説の段階では真犯人と被害者の過去の出来事や動機、犯行時の様子なども書かれていたのだが、ゲームに仕立てるところでチュンソフトかソニーのチェックが入り、全面カットされたとか?

しかし、事件ファイルNo.5もそうだったが、解決編まで読んでもすっきりしないというのはこの手の作品としては駄目でしょう。その点、No.3とNo.4は、たしかにこれ以外の回答はないなと非常に納得できる。

なお、作品の出来とは別に、2ちゃんねるの「TRICK×LOGIC」攻略スレでは実にいろいろな推理が展開されて盛り上がっている。これを読むだけでもおもしろい。
とくになるほどと思ったのは、No.6に出てくる支配人は実は女? というもの。たしかにこの支配人だけ名前もついてないし、体格的な特徴も書かれていない。服装についてもセーターを着ているというだけ。行動も男でも女でもおかしくない。これも作者が用意していたフェイクの手がかりなのか?

実は事件ファイルNo.5、No.6はキャンペーンになっていて自分の推理を応募できたのだが、スタートが出遅れたせいでキャンペーン期間には間に合わなかった。次のNo.7でようやくキャンペーンにも間に合いそうだ。

 
    
「TRICK×LOGIC」その4
事件ファイルNo.5「亡霊ハムレット」終了。というかこれも攻略サイトに頼ってしまったが。
しかしこれ、読んでいてトリックはなんとなくわかったが、いや現実的に考えてこんな手間ばかりかかってリスクの多い方法をとるはずがない、と思い、この線での推理を進めるのをやめてしまった。


(以下ネタバレあり)


ひとつの部屋の中にある二つの監視カメラを入れ替えることにより、一人二役を演じ偽の殺人現場を現出させるというトリックなのだが、なんでわざわざこんなことをするのか。 これをやるためには、作業の間、監視カメラが作動しないようにし、2つのカメラの配線を入れ替え、壁にかけてある2枚の写真を入れ替え、室内の金庫や甲冑などの配置を動かす必要がある。
解決編ではさらっとカメラの配線を入れ替えたなどと言っているが、そんな簡単に入れ替えられるのか? それにこのトリックを成功させるには、ちょっとでも位置がずれていたらすぐばれてしまうので、微妙な配置を調節したりそれを監視カメラで撮影して見なおしたりということを何度も繰り返す入念なリハーサルが必要だろう。
これだけの手間をかけるわりにはリスクが高すぎ。実際、この作中では金庫の上のワインボトルを倒してワインをこぼすわ、そのせいで左右の写真をもとに戻すことができなくなるわ、甲冑は倒すわとトラブル続出。しかも拳銃から発射した弾丸の問題についてはハナから考えてないという杜撰さ。
そもそも、監視カメラを止めて事前の準備をする段階で、監視映像も止まってしまい、警備員室のモニタ上の映像も真っ青になってしまう。たまたまこのときの警備員がぼんくらで見逃していたから成立したが、そうでなければたちどころに計画が頓挫してしまう。 これがあるので、少なくとも警備員は共犯かと思ったのだが、結果的には全然そんなこともなかった。

事件ファイルNo.4「切断された五つの首」が、一見猟奇的ながら犯行に及んだ理由などもよく考えられていた良作だったのに対し、このNo.5はここまでやってきた中で最低の出来。
No.5の推理編までが今回のパッケージ「TRICK×LOGIC」Season 1に収められており、No.5の解決編以降は個別にダウンロードするかSeason 2のパッケージを購入する必要があるのだが、このSeason 2への橋渡しという重要なポジションの作品がよりによってこれとは……。

 
    
「TRICK×LOGIC」その3
事件ファイルNo.4「切断された五つの首」終了。死体から首、両手首、両足首が切り取られているという、なかなか猟奇的な事件。しかしこれにもちゃんとそれなりの理由が用意されている。
これも結局自力では解けず、某攻略サイトのお世話になった。なぜか記述に2日間の空白があるところとか、「五つの首」が切り取られた理由とか、かなり真相に近づいてはいたのだが、肝心の動機にまで思い至れなかったので真相にもたどりつけなかった。くやしい。
しかし、真犯人、殺人の動機とも、言われてみれば納得。4つの事件の中ではいちばん出来がよかった。

 
    
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