yuブログ
ミステリーや映画、パソコンなど趣味の話題を書きつらねています。最近はもっぱら映画の感想、そしてデジカメやパソコンなどデジタル機器に集中しがち。アジア関連の話題は別ブログ「萌えるアジア」に書いています。
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「1984年のUWF」
柳澤健「1984年のUWF」を読了。
柳澤健の著書は「1976年のアントニオ猪木」以来、ほぼすべて読んでいるが、今作も他のプロレス本にはない魅力がある。プロレス業界のライターではとてもここまで書けないだろうということまで書ききっているところが心地よい。

今作も、冒頭の北海道でプロレスにあこがれる中学生の話からぐっと惹き込まれる。
タイトルは「1984年のUWF」だが、内容は1984のUWF誕生から新日本プロレスへの復帰、第二次UWFの旗揚げから分裂、消滅までを書いている。
私もこの間の大まかな流れは知っていたが、UWF誕生における裏話などは初めて知ったことも多く、とくに前半は興味深く読めた。

私の長いプロレスファン歴の中で、悔いが残るのが第一次UWFの試合を生で観ていないこと。第二次UWFの旗揚げ戦やその後のいくつかの大会、UWFインターナショナルの大会などは生で観戦しているのだが、第一次UWFも観ておきたかったなぁ。

    
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古典ミステリーを読んでいます
喜国雅彦/国樹由香「本格力 本棚探偵のミステリ・ブックガイド」を読んで以来、この本の中で高く評価されている今読んでもおもしろい古典ミステリーを立て続けに読んでいる。

「死の接吻」アイラ・レヴィン
めちゃくちゃおもしろい。登場人物の心情がよくわかるので冒頭から惹きつけられ、一気に読んでしまう。単純な倒叙ものから思いきや2部では犯人探しになり、3部でサスペンスになる構成も見事。

「僧正殺人事件」ヴァン・ダイン
マザーグースの詩にあわせて次々と起こる殺人事件。本格ミステリーかと思いきやサイコサスペンスの元祖なのでは。これも意外とすらすら読めてびっくり。物語の視点人物「私」がほとんどいるのかいないのかわからない存在で、叙述トリックなのかと疑ってしまった。

「皇帝のかぎ煙草入れ」ジョン・ディクスン・カー
カーというと怪奇趣味、衒学趣味が思い浮かびこれまで敬遠していたのだが、この作品はそんなところもなく一気に読めた。冒頭ヒロインがのっぴきならない状況に追い込まれる描写も見事で作品世界に入り込める。トリックとその解決もシンプルかつ納得のいくもの。

「ギリシャ棺の秘密」エラリー・クイーン
遺書の入った箱を探して棺を掘り返してみたら中に別の死体まで入っていた、という不可解状況。大学卒業したての若き日のエラリー・クイーンが遭遇する事件ということで、エラリー君が推理に失敗してリベンジに燃えたりするところも楽しめる。

「ナイルに死す」アガサ・クリスティー
第二次大戦前のイギリスの上流階級の話だが、ストーカー女にアルコール中毒、盗癖のある女性と今読んでも身近に感じるところがいっぱい。ナイル川を遊覧する船上での話でありトラベルミステリーとしても楽しめる。

と、ここまですべてハズレなし。さすが古典の名作といわれるだけのことはある。
「死の接吻」以外の4冊は電子書籍kindle版で読んだ。できればこの先もkindle版で読んでいきたいところだが、クイーン、クリスティ、カー以外はあまりkindleになってないのが残念。

     
    
年末はミステリー
毎年、年末になるといろいろなところで発表される年間ミステリーベストテンのたぐいを見て、おもしろそうな作品をまとめて読むのが通例。ミステリーは好きでよく読むのだが、よほどのことがないかぎりハードカバーは買わないので、たいていベストテンにあがった作品のうち、2、3冊しか読んでいない。
今年も「このミステリーがすごい! 2016年版」と「2016 本格ミステリ・べスト10」を買ってチェック。気になった作品のうち、まずはKindleで読める作品をということで、「東京結合人間」(白井智之)を読んでみた。いやぁこれはすごい! よくこんなこと考えられるな。作者の頭の中はどうなってるんだ。単なる鬼畜グロ設定ではなく、トリックと密接に関わっている。というかこのトリックから逆算してここまで世界観を設定したのだとしたら天才!
このあと「片桐大三郎とXYZの悲劇」(倉知淳)、「ミステリー・アリーナ」(深水黎一郎)と読んで行く予定。
 
    
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